のらりくらりと・・・

好きなゲームの話をメインに、のらりくらりと語ります。

ジャックジャンヌ 高科更文 感想

ジャックジャンヌ フミさんこと高科更文ルート攻略しました~

すげぇ・・・・ やっぱりすげーわ。このゲーム。

めちゃくちゃシナリオが良くできてる。

どうしても構造上、同じところを何度も通過しなくちゃいけないんだけれど、それでも面白いと思えるシナリオ作りは本当にスゴイです。

このまま書いているとまた知らないうちにネタバレこぼれちゃうので、ここから先は攻略済みの方だけ進んでくださいね。ネタバレありのフミさんルートの感想になります。

 

 フミさんの第一印象って刀らぶの加州清光・・・なんだよね。w

何だろう、髪の色は違うんだけど赤と黒のイメージが強い所とか、やたら色気のある口元のほくろとか。w

でも、加州よりもっと出来上がった男だったなぁ。加州って未完成の良さがあるけど、フミさんの場合は完成された男、スパダリ感が半端なかった。役どころはいつもアルジャンヌを演じてきた人だからもっとフェミニンなイメージあったんだけど、すげー男だった。w

それをすごく見せつけられたのが冬~最終公演にかけての後半。3年間、金賞を受賞し続けた男、高科更文。その功績は伊達じゃなかった。

 

序盤から、「やっぱ、お前のこと好きだわ」とかって、サラッとラブコールしてくるんだけど、それがこなれてるからか、(人として??なんだよね???)って思ってしまうくらいライトな感じ。

 

実は、フミさんって希佐が女だって気が付いたのいつ頃なのかな??なんて思いながらずっと他の人のルートもプレイしていたんだけど(冬公演の練習中に見せたミゲルの言葉は、そのままフミさんの言葉だと思うから)それならきっと秋頃にはなんとなく気が付いていたのかなぁ・・・?なんて思っていたんですけど違った!全然違った!全然もっと前だった!なんと!!入学試験の時点でバレてたんすね!

ってことはだ、「お前のこと好きだわ」とか、「希佐、デートしようか」は、本気のほの字だったんすね!←誰なの?誰口調なの?w

 

 だって、夢を追うためだけにリスクも考えず女の子が一人で男子校に飛び込んできて、ってそれだけでもう気になる存在だろうに、その上 その女の子がずっとフミさんが大事にしてきたクォーツをどんどん中から変えていこうと孤軍奮闘してるんだもん。そりゃ惚れるよね。しかも、自分がいままで悩んできた家族とのわだかまりも、そんな希佐のアドバイスによって少しずつ解消していくんだもの。まぁ、もちろん希佐自身にはそんな大それたことをしている自覚はないから、これまた謙虚なままだしね。

 

でも、フミさん自身のルートでも希佐が女だって気づいてたって話は個別ルートに進んでからじゃないと教えてくれないから、冬公演が終わるまでこちらはずっとやきもきしながら進めるしかないんだよね。

 

んじゃ、あれか!夏合宿の海で遊べない希佐を見越してレストランへスマートに案内してくれたのか!とか。温泉でも、希佐が女と知ったうえであえて距離を取ってお風呂に入ってくれてたのか!とか。やることいちいち男前だなぁ・・・・そして、フミさんのことだから、お風呂出た後もきっと他のメンバーが入ってこないように気を配ってくれたりしたんじゃないだろうか?とかとか。w

でも、そんな風な普段は優しいフミさんなのに、冬公演でジャンヌの役を(女性らしさを)うまく表現できないでいる希佐に軽く抱いて「・・俺が女にしてやろうか?」なんて言っちゃうんですよ!!なにそれ!!なんかもう、半分くらい抱かれた気持ちになったわ!←意味不明
いや、もう だって、めちゃくちゃ色気たっぷりで言われるんだもん。え?そっちの女?どっちの意味??って めちゃくちゃ恥ずかしさがこみ上げたわ。

 

そう、フミさんって役の上ではアルジャンヌなんだけど、ずっとクォーツを引っ張ってきた人だし全てにおいて男前なんだよねー。

冬公演では、アルジャンヌからジャックへの転向もうまくやりとげて残す最終公演では配役決まる前からジャックエースになる準備を始める。

クラスを引っ張ってきただけあって、自分の役回りをよくわかっているからっていうのもあるけれど、ネジ先輩との信頼関係というか、ここにきてネジ先輩がクラスの為にどういうキャスティングをするのかっていうのが、読み取れていたっていうのも大きいんだろうな。それに、フミさんって勘が鋭いというか、周りの空気を読むのが本当に長けているというか。

 

一方、最終公演で役作りにスランプ気味の希佐。役作りというか、最終公演でのアルジャンヌという大役(しかも相手はずっと金賞を勝ち取ってきたフミさん)へのプレッシャーがね。でも、そこはさすがのフミさんが、希佐をうまーくリードしてくれる。お互いの負担にならない程度に希佐を上へと引っ張り上げてくれるんだよね。

 

天才天才ともてはやされてる田中右先輩に対して、上から物が言えるのは ネジ先輩とフミさんくらいなんだけど、フミさんが田中右先輩に「種をまかないのはお前くらいだ」って言ったのがすごく印象的で。

この最終公演で優勝したいっていうのはもちろんあるんだけど、継希にいが抜けてしまったクォーツで底辺を経験して、そこから這い上がるためにクラスを支え続けてきたフミさんが、どうすれば後輩たちに力を残せるのか、希佐に残せるのか、色んなことに考えを巡らせて最終公演に挑む姿は、めちゃくちゃカッコ良かった。

 

3年生同士の交流もいいよね。オニキスの岳信やロードナイトの忍成先輩が、クォーツの演技を見て褒めるのとか、見ていて一緒に熱くなった。忍成先輩が、あんなにしゃべってるの初めて見たもん。w岳信はカイさん贔屓ではあるけど、もちろんそれはフミさんのことを認めた上でもあるからね。

 どうでもいいけど、岳信って名前カッコイイよね。ちょっと口に出して言いたくなる。岳信。w 名前の話で思い出した。岳信の語呂もいいけどダンテ軍平も気になるよね。wwwダンテ軍平・・・ なんかどこかで聞いたことあるなぁ・・・ってずっとモヤっとしてたんだけど、あれだ!丹下団平!!(爆笑)www

 

フミさん演じたアドラは、父親との関係がね・・・あれなんですけど、この最終公演って演じた各キャラと演じる本人たちが、それぞれリンクしてるんだけど(ネジ先輩はどの程度理解して書いてたのかな?無意識過でそれを書いてたっていうならやっぱりこの人天才だな。)実際のフミさん親子よりもアドラたちの方がこじらせてるよね。

でも、だからこそ鳳君の最後の見せ場はちょっと泣けた。あれ、希佐のアドバイス少しはきいたのかな?レッスン中に、フミさんが鳳君にもちゃんと激励してたシーンあったのよかったな。ホント、3年の先輩たちの前では、おとなしいのな。w

でも個人的には、シシアに足を見せろって言った父親にアドラが「死にてぇのか、てめぇ!」って恫喝したシーンが一番好きです。www好きな女の素性を知ったうえで、守ろうとするアドラ、めちゃくちゃカッコいい。

 

演じるキャラじゃなくてフミさん自身のセリフで一番好きなのは、「俺の最初で最後のアルジャンヌ」かな。金賞しかとっていないフミさんが言うアルジャンヌの重みは全然違う。